琵琶湖一周ウォーキングでおます(前半戦:湖東)

平成15年9月13日(土)

 持病の薬を貰いに主治医のところに寄って、JR六地蔵駅から一路、石山駅へ。石山駅から瀬田川へでて、瀬田川を南へ進み瀬田唐橋へ向かう。

 10時25分に、瀬田唐橋西詰からスタート。瀬田唐橋を渡り左に曲がる。ガイドブックでは瀬田唐橋からきれいな遊歩道が続くことになっていたが、50mもいくとふつうの歩道になってしまった。国道1号線、東海道線の下をくぐり抜け、近江大橋を目指して歩いていくと、20代後半の男性2人を追い越す。ただの散歩の人らしい。この辺りから琵琶湖がよく見える。整備された湖畔の遊歩道を歩く。しばらくいくと、戦国時代の床机(布が張ってある折り畳み椅子)みたいなものが置いてある。なんや、これはと思ったら、ボートを置く台であった。その付近は競艇部の小屋が立ち並ぶ地域であった。

 台風14号のおかげで、風があり涼しい。競艇部の学生がランニングしているそばを歩いていくと、高校生らしいカップルが青春を謳歌していた。バス釣りらしい人が多い。ボートを撮影している人もいる。高校生が練習しているみたいで、その親のようだ。

 近江大橋の手前に、「竜宮温泉」なる看板があった。温泉に入って、ビールを一杯もいいな、と思ったがまだ歩き出だして1時間もたっていない。あきらめて歩きだす。近江大橋を超えると、湖畔に公園が続く。バーベキューをしているグループが多く、いい匂いが漂ってくる。

 矢橋帰帆島公園に入る、南帰帆橋を渡る。風が強く帽子が飛ばされそうになる。向かい側の大津プリンスホテルがよく見える。琵琶湖も陽に照り返されて綺麗である。帰帆公園は芝生広がっていて、ここでも家族づれや若者のグループがバーベキューをしている。北帰帆橋からは近江大橋がよく見える。写真を撮ろうと思って構えると、台風の風がとても強く、体が飛ばされそうになった。その上、ダンプが通ると橋がゆれて、風と揺れでとても怖い(実は、高所恐怖症です)。

 なんとか橋を渡りきり、琵琶湖にそってひたすら歩く。相変わらずの景色。左は芝生公園で琵琶湖が見える。向かいの比叡山もよく見える。右は国道と田んぼ。聞こえてくるのは、車の走行音と風と葦の音だけ。ラジオをつけて、気晴らしする。京都の北山は土砂降りとのこと。こっちは晴れているのにと思っていたら、高砂橋あたりで雨が振り出すが、すぐにやんでしまった。徒歩の人は見かけないが、自転車の人は追い抜かれるし、行き違う。たいてい、2〜3人のグループでテントを積んでいる。この3連休に一周するらしい。

 1時に、烏丸半島に着く。大きな風力発電塔が見える。半島の遊歩道に沿って半島の先端にでた。ここでもバス釣りのひとが多い。ぐるっと半島を回っていくと、ハスの群生地があり壮観である。

 ガイドブックではここで1回目が終了だが、引続き、琵琶湖大橋を目指して歩き出す。短調なコースが続くが、相変わらず、自転車の人に多く合う。挨拶してくれる人もいて楽しい。バイクのツーリングも多い、高校生時代にツーリングで琵琶湖一周したことを思い出す。琵琶湖に流れ込む川がところどころにあり、そこには水門が付いていた。ひょっとして溜池ようの水路かもしれない。そこでもバス釣りをしているひとを見かける。

 右手の沼の向かいに琵琶湖大橋ゴルフ場が見え出す。よく、ゴルフにきた所だが、まさか横を歩くとは思ってもいなかった。琵琶湖と沼に挟まれた国道沿いの歩道を歩く。海の真中を歩いている気分である。ゴルフ場の横にでると、琵琶湖大橋が見え出す。ここで、バス停が見えた。午後2時まえになっていたので、帰ろうかなと思ったが、なぎさ公園までいくことにした。これが1回目の間違いだった。

 琵琶湖大橋に向かう道は遊歩道になっていて気持ちがよい。ここでは、船で釣りをしている人がいた。琵琶湖大橋を通る国道477号の信号を渡り、琵琶湖大橋に向かって歩く。管理事務所を通り越し、大橋の歩道用入り口横の階段を下に降りると琵琶湖湖畔にでた。 

 湖岸沿いに琵琶湖大橋の袂から北にいくと、右手に、びわ湖わんわん王国が見えてきた。堤防沿いに歩いていくと園内がよく見える。世界のドックレースが始まる時間で外から見学する。さらに北にすすむと、王国の端につく。ここでセントバーナンドに吠えられた。ただ、歩いていただけなのにね。

 なぎさ公園に着く。バスのバの字もない。しかたなく、あやめ浜目指して歩き出す。なぎさ公園では水泳客が多い。いいなあ、と思いながら横目で見ながら歩く。あたりまえだが、おなじような景色が続く。野洲川の中州大橋を渡る。結構長い橋で交通量も多い。ダンプが通るとここでも橋が揺れて怖い。 

 オートキャンプを楽しむグループを横目で見ながらひたすら歩く。足が痛くなりだす。直線の道を歩いていくと、右手前方に「鮎家の郷」が見え出す。が、行けども行けども、近づいてこない。見えているのにと思いながらひたすら歩く。「鮎家の郷」を通り越し(これが第二の間違い。あとで知ったがバスがあったらしい)、直線の道をもくもくと歩く。もう25kmはあるいている。足が痛くなってきた。この辺では、ウィンドサーフィンを楽しむ人が多いし釣りの人も多い。なんやこいつ、といった目で見られながら通り越す。マイヤミビーチを通り越して行くと、あやめ浜営業所がみえてきた。が、バス停は見当たらない。ガイドブックを見たら、途中で町内に入るとかいてある。慌てて50mほどもどりバス停を見つけた。

 やれやれ、と思ったのもつかの間、4時20分にバスは発車している。今は、4時24分。次のバスは、6時35分。なんや、これは。日本か、ここは!、と叫んだがどうしようもない。こうなりゃ、来た道を引き返すのみと決心する。これが、第三の間違い。近道するつもりで、来た道の手前を国道477号目指して歩き出す。一面の田んぼ道。足の痛いのも忘れてひたすら歩く。遠くに信号が見えるのだが、いけども、いけども近づかない。蜃気楼と違うか、などと思ってしまう。2リットルあった水もなくなり、田んぼの真中で自動販売機も当然ない。のどは乾くし、腹は減る。おまけに、道が分からなくなってきたので、どうしょうかとおもったが、中学校があり生徒が自転車で帰りだす後をついて歩くと、やっとこさ集落に入る。ここで、5才ぐらいの女の子に会う。この子いわく「御母さんをしりませんか」。知るわけない。お家で待っていたら、と答える。が、無視して行ってしまった。しばらく歩くを、おばあさんが、「女の子を見なかったか」と尋ねる。みたよ、お家にかえったらといったら、行ってしまった、と答えると、暗くなるのにしょうがないな、近くの子なのに反対にいつもいってしまう、という。いつも出歩いているようだ。話のついでに国道に出る道を聞く。集落の中の道を教えてもらったら、バス停にでた。Tシャツは汗で塩をふいていた。

 6時4分にバスに乗り、JR守山駅についたのが6時25分。バスを待ってるより早く着いたけど、足はがくがくでした。ビールとちくわを買い、家についたのが8時前でありました。

 本日の歩行距離 本コース 28km、おまけ8km 計36km

 コース 瀬田韓橋→青海大橋→帰帆島公園→高砂橋→烏丸半島→琵琶湖大橋→鮎家の郷→あやめ浜(→天満大橋→水俣町→大曲バス停(だと思う)) 7時間40分

 費用 JR六地蔵〜石山 400円 バス 大曲〜守山駅 410円

    JR守山〜六地蔵 650円 計 1460円



平成15年9月15日(月)

 JR守山駅からの8時10分発あやめ浜行きのバスは、乗客5人。途中、5分後に3人が降り、最後まで乗っていたのは2人のみ、その間乗客なし。2時間待ちも納得できる。 

 8時45分にあやめ浜バス停を出発。 

 一緒にあやめ浜で降りた人も琵琶湖一周のウォーキング中の方。おんとし、68才。ウォーキングが趣味でウォーキングクラブにもはいっていて、来月堅田から浜大津まで25kmを歩くそうだ。2時間待ちの話をしたら、「先月、昼前に着いて、3時間待ったで」とのこと。参りました。暫く一緒にあるいたけど、13日がたたって足が痛くてスピードについて行けない。御先にどうぞ、というと、あっという間に見えなくなった。元気なじいさんである。

 紫式部の歌碑があるはずだったが、見落としてしまった。戻るきもしないのでそのまま歩く。短調な直線道路が続く。さざなみ街道と名づけられた道は整備されていて歩きやすいが、左足首をいためて引きずるように歩く。時速、4kmもでていない。自転車で追い越すひとはいるが、歩いているのはさっきのおじいさんと私だけ。 

 水茎の岡石碑、岡山園地に入る遊歩道に入ったのはいいが、どうも遊歩道というより、民家の庭先を歩くという感じであった。水茎の岡石碑を見て歩いていくと、岡山園地に入る。キャンプやカヌーを楽しむ人達が一杯いた。パオがあってそれで泊まれるようだ。モンゴルみたいでいいなあ、と思って歩く。

 その先は、湖周道路より、岡山園地の遊歩道を歩くとよい、とガイドブックに書いてあったが、遊歩道はジャングル道になっていた。とても歩ける状態でなかったので、湖周道路をひたすら歩く。ただ、ただ歩く。ひたすら歩く。ともかく歩く。とりあえず歩く。短調なコースである。足も痛いし気分は乗らない。琵琶湖に流れ込む小川が多くあり、釣りをしている親子も見かける。このへんではバス釣りではなく、もろこ釣りらしい。右手に運動公園が見え、長命寺川が見えてきた。水郷巡りの船があるらしい。長命寺橋の袂に、軽四のたこやき屋がでていた。運動公園に人でもいたら売れるのだろうが、今日は一人もいない。これで商売になるのかな、と思いながら橋を渡る。橋を左に折れ、長命寺に向かう。やっとこさ、長命寺にたどり着く。長命寺バス停は、20分に一本バスがある。嬉しい。長命寺に登るには808段の石段を登る必要がある。やめようかな、とおもったけど、まだ10時40分なのでともかく、登ることにした。でも、しんどかった。くだりも足が痛くて転げ落ちるかと思った。長命寺の麓には御土産屋があり、その横に日吉神社がある。その前に聖徳太子堂があった。

 11時22分のバスにのり(このバスも乗客2人、八幡市内に入って10人ばかり乗ってきたけど)、JR近江八幡駅に到着。歴友会の会則に従い、ビールとワンカップを買い、一路自宅へ。

 本日の歩行距離 10km

 コース あやめ浜→岡山園地→長命寺 1時間55分

 費用 JR木幡〜守山 650円 バス 守山駅〜あやめ浜 500円

    バス 長命寺〜近江八幡 480円 JR近江八幡〜木幡 820円  

    計 2450円



平成15年9月20日(土)

 JR近江八幡駅、8時8分発のバスに乗る。高校生で一杯である。朝のバスはこうでなければいけないと思っていたら、近江兄弟社学園前でみんな降りてしまった。残るは二人のみ。そのうちもう一人も降りてしまって結局、私一人で長命寺まで15分ほど貸切状態。

 8時30分に長命寺に到着。ともかく、国民休暇村を目指して歩きだす。ここからは歩道はなく、道路の端を歩くことになる。長命寺までは単調な道が続いていて、琵琶湖湖畔は砂浜であったが、この辺からがらりと変わり、岸壁に岩がごろごろという感じになってきた。左は岸壁、右は山肌。そんな景色を見ながら歩く。今日は台風15号の影響で曇り。薄暗い道を歩く。やや登り道である。自転車のグループが追い抜く。自転車でもしんどそうだ。おばさん二人ずれも自転車で追い越していった。水ケ浜に出ると、比良の山がよく見える。このへんでは、ボートで釣りをしている人を見かける。なにを釣っているのかは分からなかった。

 ペンションや喫茶店があるが、喫茶店は休業していた。しばらく行くと左手にテニスコートが見えてきた。こんなところでテニスとは物好きがいるもんだと思いながら、歩いて琵琶湖を回る物好きな男が通り越す。少しいったら「タチカワブラインド兜ロ養所」の入り口があった。なんや、保養所やったんか、と納得した。その隣の空き地にパトカーが止まっていて、中から警察官が二人でてきた。二人は空き地の中に入っていったが、私を見つけて手を挙げて挨拶してくれたので、こちらも会釈を返した。でも、警察官がなにをしにいったのかは分からない。休憩かもしれない。

 両側が竹藪に変わり、琵琶湖は時々しかみえない。時々見える琵琶湖に沖島が見える。生まれて始めて見る沖島である。でも、それ以外は、山の中を歩いているみたいだ。休暇村を目指して歩くが登り道で歩いていても登っていると感じる。自転車がまた追い越していく。自動車も時々追い越すが、歩いている人はいない。休暇村の前は宮ガ浜でやっと砂浜が見えた。休暇村を越えると登り道になる。自転車だときつそうである。登りきると琵琶湖がよく見える。

 道が平坦になりだしたら漁港が見え出す。向かいから二人ずれの若者がきた。リック姿で、琵琶湖歩きのようである。挨拶を交す。漁港を通り抜けると田んぼにでた。そこで伊崎不動尊を目指して左に折れる。山門から約0.9kmの山道を歩く。石がごろごろして歩きにくい。木が生い茂って薄暗い。登り下りすること15分。伊崎不動尊前に着く。道が二手に分かれていたので、とりあえず右手の下り石段を降りる。竿飛堂かと思ったら、琵琶湖に出てしまった。戻って左手の登り石段を上がるとお堂の前にでた。ここで、自転車で追い抜かれたおばさん二人に出会う。「壮観な景色でしたよ」と言われたが、「そうですか」と、間抜けな返事をしてしまった。

 竿飛堂へ向かう。「危険。落ちても責任はとりません」と書いてある看板を横目に石段を降りて行くと、竿が見えた。琵琶湖に突き出た竿はほんと壮観であった。でも、3m前で足がすくんで、へっぴり腰で元に戻った。高所恐怖症の男には無理である。

 お堂にいた犬に挨拶して、戻る。途中で雨が振り出したが参道では、木が生い茂っていて雨にはぬれなかったが、田んぼに出たとたんに濡れ出した。傘を取り出し来た道を歩く。と、コンビニが見え出す。あれ、とガイドブックを見ると道を間違っていた。また、元に戻る。山門の横のあぜ道を琵琶湖に向かって歩くと湖畔沿いの農道にでた。台風の影響で風がきつく、傘が役に立たない状態。左からの横殴りの雨と風を受けながらひたすら歩く。大同川に着き、水車橋を渡る。自転車の二人ずれの男性に追い抜かれる。ベルを鳴らされたので睨んだら、「すみません」を謝られた。こっちは歩行者で歩道やで、と思うのは間違いだろうか。

 水道橋から湖畔沿いに歩く。相変わらず雨と風。愛知川に向かう。神明神社お旅所横を通り越し、愛知川沿いに愛知川橋に向かう。このまま川沿いに歩いても行けるが、ガイドブックに従って、神明神社に向かうため住宅地に入る。神社を過ぎるとバンガラ格子の家並みが続く。景色が変わって気分転換にはなるが、雨は本降りになってきた。風が弱くなってきたので傘が使えるようになった。左足が痛んできた。愛知川橋に向かうため、あぜ道に入る。途中で牛小屋を見つける。近江牛かと思ったら、ホルスタインだった。そのとなりは豚小屋だった。

 愛知川を渡り、新海浜に入る。砂浜を歩くとよいと書いてあったので、砂浜にでたが、風と雨、それに砂で歩きにくいことおびただしい。そうそうに農道に戻ったがぬれた草で靴がぬれてしまってぐちゃぐちゃという。

 新海バス停に向かう途中でビールの自販機を見つける。やった!とばかり購入したが、何故かきっちり硬貨を入れたのに、おつりが90円出てきた。12時30分に新海バス停に着く。公民館の軒下で雨宿りする。近江八幡駅で買ったおにぎりとビールで昼ご飯。ここで待つこと1時間。1時31分にバスが来ることになっていたが、35分になっても来ない。次のバスは4時22分まで無い。嫌は予感がしたが、37分に来た。マイクロバスである。運転手さんは女性の方。「遅れてすみません」を謝られた。乗客はまた私一人の貸切状態。JR稲枝駅に1時50分に着く。売店がないとの情報があったので(実際には売店はあった)、近江八幡駅で買ってあったワンカップとちくわで歴友会して本日は終了。

本日の歩行距離 17km

 コース 長命寺→休暇村→伊崎不動尊→新海バス停 4時間

 費用 JR木幡〜近江八幡 820円 バス 近江八幡〜長命寺 480円

    バス 新海〜稲枝駅 300円 JR稲枝〜木幡 1110円 計 2710円

 

平成15年10月11日(土)

 JR木幡駅、6時9分の電車でJR稲枝駅に7時33分に着き、バスで新海浜に向かう。乗客は2人。一人は途中で降り、またも貸切状態。しばらく走っていくと琵琶湖にでた。琵琶湖周道路を少し走って、新海浜バス停に8時に到着。ここから、バスで来た道を歩いて戻っていきながら、昨日から2日間かけて自転車で琵琶湖一周している遠藤さんに電話を入れる。彦根にいるようなので、途中で会えそうだ。湖周道路がほぼ真直ぐに続いている。右は琵琶湖、左は田んぼの相変わらずの景色を見ながらひたすら歩く。

 薩摩町に入り、民家裏にある湖畔沿いの「湖の辺の道」を歩くが、砂浜で歩きにくい。鶏の鳴き声がしたので見ると、「うこっけい」が5羽ほど飼われていた。風はほとんど無く薄曇りの空に琵琶湖が雄大に輝いている。しばらくいくと墓地がありカラスが群れている。朝で良かったが夕暮れには歩きたくないところである。向かいから編ガサに金剛杖を持った御遍路姿のご夫婦に出会う。こんなところに札所があるのか、と思いながらすれ違う。彦根八景「多景島遥か石寺浜並木」と書かれた看板があった。三津屋町からは民家裏の堤防沿いに歩く。犬に吠えられながら歩いていくと、小川に行き当たり、ここで湖周道路に戻る。

 湖周道路にでてまもなく、向かいから自転車に乗った中年のおじさんを見つける。仙道さんである。行きすぎようとするので大声で呼び止める。持参した日本酒と目刺しで乾杯し、記念写真を取り合った。多景島が綺麗である。犬上川橋を過ぎた辺りから車の数が増え出した。彦根市内に近づいてきたようだ。右手に彦根城を見ながら進む、コース5の終着点松原橋バス停に到着。

 次の目的地は長浜である。バス停を左折し、彦根港に向かう。彦根港から「鳥人間コンテスト」会場の松原浜沿いを歩いていき、湖周道路から離れ、矢倉川を河口に向かうように歩いていくと、彦根プリンスホテルの横にでた。そのまま歩いていくと、なんのことはないホテルを一周しただけである。ここでもバス釣りの人が多い。湖周道路に戻ると船のモニュメントがあった。琵琶湖に大岩が2個あり注連縄がかかっていた。何の岩か、と思ってよくみたら注連縄ではなくただの縄であった。

 磯の集落に着き、湖周道路から集落の中に入る。再び湖周道路に戻ると赤レンガの歩道が整備されていた。右手に筑摩神社が見えてきた。少女が鍋をかぶって行列する鍋冠祭で有名なのだそうだ。車の往来が激しいので道路を渡ってまで寄っていく気がしなくて通過する。

 その代わり、朝妻神社に近づいたので寄り道することにした。ここには彦星塚があるそので、それを見み行く。神社の中を探したが見つからない。竹やぶの中にあるはずと探せどもない。仕方なく、戻りかけたら神社横の竹やぶの中にあった。不思議なことにその横にも同じような塚があった。どちらが本物かは不明。天野川を渡り、蛭子神社に向かう。ここには七夕塚がある。ここでも石塚が2つありどちらが本物か不明。説明書きによれば日本の七夕伝説のルーツだそうだ。

 湖周道路に戻りしばらく行くと、道の駅「近江母の郷」についた。ここで「たぬきぞば」を食べる。「きつねうどん」が「きつねそば」に化けるので「たぬきそば」。それなら「たぬきうどん」と違うと思うが、京都では「たぬきうどん」といえば「きつねうどん」のあんかけのこと。なにわともあれ美味しかった。ここから市街地道路の雰囲気の中をしばらく歩くと2時前に長浜駅に到着。乾杯した日本酒と目刺しの残りで歴遊会して本日は終了

本日の歩行距離 24km

 コース 新海バス停→三津屋→彦根→JR長浜駅 6時間

 費用 JR木幡〜稲枝 1110円 バス 稲枝〜新海 300円

    JR長浜〜木幡 1450円 計 2860円



平成15年10月12日(日)

 JR木幡6時9分発の電車で長浜に7時59分に着く。豊公園を抜けて「さざなみ街道」を北上する。綺麗に整備された道で歩きやすい。歩きだして30分ほどしたら雨が降ってきた。傘をさしながら歩く。雨の中をバス釣りの人が大勢いる。長浜の町を過ぎたあたりからいつもの景色である、左手に琵琶湖、右手に田んぼになる。一旦雨が上がったが、南浜に入ったあたりでまた降り出す。姉川大橋を渡る。

 ここから湖岸の遊歩道が続くが、ときどき途切れるので歩きにくい。湖周道路のほうが歩きやすいのでそちらを歩く。八木浜に近づくと突然「びわ町音頭」が聞こえてきた。なにごとかと思ったら、地区の運動会。行進曲やら歌謡曲を聞きながら歩く。ふと街路木をみると桜が数輪咲いていた。この辺はほぼ直線道路で、行けども行けども景色は同じで本当に進んでいるのか、と思ってしまう。

 湖北町に入ると、バードウォッチングが盛んなところとなる。雨が強くなってきた。尾上港を過ぎてしばらくしたら「山本山城跡」なる案内板が見えた。海苔屋みたいなとこやな、と思いながらコース7の終着点石川バス停に到着する。

 ここから山に入るが、山への入り口がみあたらない。片山集落を行ったり来たりすること20分。一からやり直して登り口らしいところを進むとトンネルに行き当たった。しかたなく、農作業の奥さんに尋ねてやっと登り口を見つける。来た道を戻り2軒目を左に行くとよいとのこと。その通りいくと、道標があった。来た方向と逆に向いていたので気づかなかったようだ。かなりきつい山道を10分ほど登ると、二股になる。ここで賎ガ岳方面に向かうが道標が分かりにくい。なんという山が知らないがともかく、賎ガ岳方面に向けてアップダウンのある道をひたすら歩く。途中には古保利古墳群が点在している。湖畔に下りる分岐は分かりにくく道標もない、とガイドブックにかいてあったので気をつけて歩く。ここだ、と思うところで下りだしたがすぐ沢になって降りられない。戻って、違う道を降りるがここも降りられない。少しあせってきて、無理して下りたら、足が滑って2mばかりすべり落ちてしまった。腐葉土だったのでケガは無かった(後でわかったがあちこち痣ができていた)。必死に沢を登って元の道にでて、少し戻る。
 うろうろすること40分。しかたなく来た道を戻って、有漏神社方面と書いてある道を下る。琵琶湖が綺麗に見える。この道が正解と違うか、と思った矢先、道が登りだす。なんで登るんや、と思ったが、広い道なのでそのまま歩いて行くとまた下る。下るとほっとする。そうこうしているうちに琵琶湖畔にでた。ここからは湖岸沿いにいけばいいと思ったのもつかの間。湖岸に水が満ちていて歩けない。少し上の笹やぶを掻き分け歩いていくともう進めなくなった。しかたなく歩ける場所にそって上っていくが木が群生していて進めない。登ったり下りたりしながらやっと、湖の辺の道と書かれた小道にでたので下るが竹やぶで進めないので、とりあえず登りだしたが、登ったら元に戻ってしまい先に進めないと気がつき、竹やぶを強引に進んだら湖畔にでた。湖岸は大岩がごろごろしていて、まるでロッククライミングのように大岩を登って先に進む。やっとの思いで、山梨子の集落に着く。バス釣りをしていた人が「どこからきたの」と尋ねたので「石川のバス停」と答えると、「どこ?」と聞き返す。「山を越えてきたが、湖岸があるけなくて」と言うと「今日は水が満ちているからね」とのこと。いつもは歩けるらしい。

 ここから飯浦までは広い道路で車がびゅんびゅん通る。でも、人家も近いしアスファルトの道は味気ないが、山よりよっぽど安心できる。雨もやみ、ひたすら塩津浜目指して歩く。途中のドライブインで食事をしようと思ったが、疲れ切っていて食べる気がしない。やっとのことで2時35分に塩津浜バス停に到着する。

 気がつくと、ハイキングステッキの石突き保護用ゴムカバー、腕輪念珠が無くなっていた。竹やぶを強引に進んだときに無くしたらしい。バスで(もちろん貸し切り)JR永原駅に3時に着く。このバスが変わっていて、料金表示が320円になったあと、料金が360円になったと思ったら、なぜか、来た道を戻っていき、料金がまた320円に戻った。  

 JR永原駅で、木幡まで切符を買おうとしたら、アルバイトのおばさんが「木幡ってどこです?」とのたまう。「宇治の木幡ですわ」といっても通じないのでやむなく「京都でいいです」といってしまった。

 疲れてビールを飲む気もしない。お茶でビスケットを食べるのがやっとだった。ズボンは泥だらけ。シャツは着替えたが相当汚れていて周りの人に迷惑をかけた前半戦最終日であった。

本日の歩行距離 26km(おまけ:山道2km

 コース JR長浜→石川バス停→山梨子集落→塩津浜バス停 6時間30分

 費用 JR木幡〜長浜 1450円 バス 塩津浜〜JR永原 320円

    JR永原〜木幡 1450円 計 3220円

前半戦 105km、(おまけ10km) 約16万歩




琵琶湖一周ウォーキングでおます。(後半戦:湖西)

平成15年10月23日(木)

 JR木幡駅5時30分発の始発電車で一路、近江塩津駅に向かう。実は、昨日行く予定であったが、雨天だったのと、前回の山歩きでトレッキングシューズの底が横割れしているのに気づいて中止した。

 堅田までは快晴。マキノを過ぎたあたりで雨になった。塩津駅に7時33分に到着。雨は降り続く。51分のバスに乗る。小学生と中学生がのっていてスクールバスの感がする。塩津浜のバス停に57分に着いた。カッパを来こんで歩き出すと、道路工事で通行止め。工事の人に迂回路を教えてもらって、月出集落を目指して歩く。左手に前回歩いた道が琵琶湖を挟んで見える。雨は小降りになってきたので、カッパを脱いだが、後で考えるとこれが失敗。こ一時間ほどで月出集落に着く。ここから山に入る。比較的広い道だったが、またもや沢のような道になる。嫌な予感がしたがとりあえず、進んでいくともう藪で進めない。これは道が違うと戻ったら、それらしい道があり進むとまた行き止まり。さらに違う道をいくと、ビール缶やビンがすててあったので、これが正解とばかり進むとこれまた行き止まり。しかたなく、月出の村まで戻ると、琵琶湖畔沿いの道に道標が出ていた。道標を通り越していたのだ。このおかげで、雨と藪の水滴でずぶ濡れになってしまった。

 月出展望台を目指し、山道を登る。急な坂道である。10分ほど登ったところで、奥琵琶湖パークウェイにでる。雨が本降りになってきて昼ご飯を食べようにも雨宿りできるところもない。しかたなく、おにぎり1個ほうばって歩き出す。

 ここから琵琶湖バークウェイに沿って「湖の辺の道」が整備されている。本降りの中を傘をさして歩く。途中で自転車で雨の中をいくおっさんに会う。ご苦労なこっちゃと思ったが相手もそう思っているのだろう。カッパを着る場所もなく、草だらけの山道をひたすら登る。靴は雨を吸って、ぐちゃぐちゃで気持ち悪い。ズボンも水浸しで重い。途中から夏の台風のせいか、木が倒れていたり、道が崩れていたりで、道標がなければ正規ルートとはとうてい思えない道である。平坦になったかと思うとまた登る。前回もしんどかったが、あれは沢道に迷い込んだからであって、正規ルートは普通の山道であった。ここはそれと違って、歩く人も最近はいないのか、沢道と同じような草だらけの道である。ずっと登っているのと違うかと思いながら進む。途中で「熊に注意」という看板がいくつも立っている。思わず、歌謡曲メドレーを歌いながら進む。やっと、下りになったと思ったら、これが登り以上に大変な道である。今まで2時間近く登ってきた所を、一気に20分ほどで下りる急勾配の山道で、階段状のところは崩れているし、木は倒れているし、沢を渡らなくてはならないし、で、「なんでこんなことしてるんだろう」と自問してしまった。

 やっと、淳仁天皇を祀った須賀神社に着いた。靴を脱いで靴下を絞ったら、土色の水がでてきた。ここがコース9の終着点、菅浦である。風が強い。雨は小降りになってきた。計画では、ここから「つづら尾展望台」に向かうのだが、山道でへろへろになっていたため、またの機会にすることにした(もっともまたの機会があるかは不明)。

 近江大浦を目指して歩きだしたが、風が強く歩きにくい。雨はやんで、太陽がでてきたのでズボンが乾いてきた。途中で、靴紐が緩んだので、結び直そうとして手にもっていた帽子を離したら強風で飛ばされてしまった。丸子船の展示場を過ぎたあたりでまたもや本降りになってきた。カッパを着る場所もまたもや無い。太陽は出ているのに雨が降る、風は吹く、琵琶湖の北は厳しい所だ。

 近江菅浦に2時45分に着く。丸子船の館という資料館に入りたかったがずぶ濡れの姿では気が引けて明日にすることにした。JR永原駅に3時前に到着。後半戦初日はへろへろの一日でありました。

 本日の歩行距離 17km

 コース JR近江塩津→月出→菅浦バス停→奥出→JR永原 6時間45分

 費用 JR木幡〜近江塩津 1640円 バス JR近江塩津〜塩津浜 200円

    JR永原〜木幡 1450円 計 3290円

                         

平成15年10月24日(金)

 JR木幡発7時9分の電車で永原に8時54分に着く。この電車、小学生が乗ってきて、下りると中学生が乗ってきて、下りると高校生が乗ってきた。昨日のバスと同じくスクール電車のようだ。駅から歩いて、丸子船の館にいく。客は一人。受付のおばさんが案内員を兼ねているようで、付きっきりで説明してくれる。ちょっと見て帰ろうと思っていたが、しかたなく館内全ての説明を聞いたら40分もたってしまった。

 でも、面白かった。とくに平清盛が敦賀から琵琶湖への運河を作ろうとしたが、病人が続出したため、調べると大きな石の地蔵さんがでてきた。これは地蔵さんのたたりだと工事を中止した、という古文書があった。おばさんの説明では、これ以外に豊臣秀吉や徳川幕府も計画したらしい。また、戦後大野判睦(自民党副総裁)が敦賀から琵琶湖そして紀伊半島を結ぶ大運河構想まであったそうである。

 丸子船の館をでて、昨日歩いた道を向こう岸に見ながら歩く。昨日と違って快晴の中なので爽快である。別荘地区を歩いていくと鴨の大群が飛び立っていった。トンネルを越すと、近江西国15番霊場の大崎寺が見えた。昨日の名残で太ももが痛いが、無理して石段を登る。琵琶湖が綺麗に見えた。

 そこから湖岸沿いの「湖の辺の道」を歩いていくと、「義経の隠れ岩」の標識があった。大きな岩が二つある。義経が北陸に落ち延びる時、海津に上陸する際に身を潜めたと言われているものである。どうしたら身を隠せるのか分からないけど、まあ伝説ですわ。

 海津の石積みを見ながら歩いていくと、海津の町に入っていった。しばらくいくと、旧海津港跡があった。杭の跡しか残っていない。藤原中実が開き、大谷吉隆が大津への海上ルートの拠点としたようだ。

 マキノには「湖のテラス」というコンクリートの門があった。

 ここからは、広々とした砂浜に黒松が植えられている並木道が続く。少し曇ってきて寒いが山にくらべたら天国である。琵琶湖一周はこうでなくてはいけない、と一人納得しながら歩く。

 今津の町に入ると旧道沿いに古い家屋敷が続く。浄土真宗大谷派のお寺が海津といい、今津といい、多い。今津の駅前に、琵琶湖周航の歌記念館があったので入る。

 今日のコースは、ひさびさの平坦な楽な行程だった。 

本日の歩行距離 20km

 コース JR永原→大崎寺→マキノ→JR今津 4時間45分

 費用 JR木幡〜永原 1450円  JR近江今津〜木幡 1110円

                           計 2560円

平成15年10月27日(月)

 JR木幡駅6時31分の電車で一路、近江今津駅に向かう。高校生の大群と一緒に改札を抜け、さざ波サイクリングロードを歩いていくと、二つ石というのに出会った。鳥居の奥に置かれた二つの岩と同じ岩が100m先の琵琶湖の中にもあり渇水になると現れるので、毎年、雨乞いをするのだそうだ。

 左手に琵琶湖、右手に今津の町並みを見ながら、サイクリングロードをひたすら歩く。しばらくすると、ススキの大群で琵琶湖が見えなくなった。道も一本道となり単調である。針江大橋樋門あたりから木道があったが、草が生い茂っていて歩けなかった。やはり、琵琶湖は春にくるところだ。

 そうこうしているうちに、しんあさひ風車村の風車が見え出した。風車村を通り越しても単調な道が続く。道が琵琶湖から少し離れているため、琵琶湖は見えない。単なる田舎道を歩いているだけという気分である。今在家という集落はまさに田舎という感じの集落だった。滋賀県にも鴨川があるのだなと思いながら鴨川を渡って近江白浜に入る。別荘地と保養所が点在している。このあたりでは琵琶湖がよく見える。
四高桜の碑を見て、湖の辺の道を進むと、どこかの保養所に入ってしまった。自転車の二人づれも入ってしまって戻っていった。分かりにくい道やな、と思いながら戻るのもじゃまくさいので、フェンスを乗り越えて国道にでた。国道をトラックに煽られながら歩くが、実に怖い。やっと、歩道のあるところにでてほっとする。

 国道から山手に少し入ったところに、鵜川四十八体石仏群があった。なんとなく霊気漂うところだった。そうそうに通り抜けて、白髪神社に向かう。この神社の鳥居は琵琶湖の中に立っていた。ここでおにぎりを食べて歩き出すと、「うまい豚汁あり」と書いた食堂があった。これにしたら良かったと思いながら通り越す。ここからも国道沿いをひたすら歩く。

 近江舞子まで同じような景色を見ながら歩く、近江舞子では松並木が綺麗だったが、人影はまばらだった。JR比良駅からは湖西線のコンクリート柱を見ながら高架横の道を歩く。琵琶湖一周とは思えない。浜辺を歩けるようだが、私有地が混ざっていたりして行ったり来たりしなければならないので、ひたすら高架横を歩く。JR志賀駅からは琵琶湖畔の小道を歩くが、けっこう車が通るので怖い。

 保養所が沢山ある。かつての我社の保養所前を通り越す。研修でよく来たなあと感慨深い気分となった。JR蓬莱駅に3時10分に到着。単調なコースだった。

 本日の歩行距離 36km

 コース JR近江今津→しんあさひ風車村→近江高島→JR蓬莱 7時間

 費用 JR木幡〜近江今津 1110円  JR蓬莱〜木幡 740円

                           計 1850円

平成15年10月28日(火)

 昨日と同じくJR木幡駅を6時31分に出発。7時35分に蓬莱駅から和邇浜まで目指したが、歩道のない国道横を歩くのでこれまた怖い。途中で歩道があったがそれでも大型トラックがすぐ横をすっ飛ばして走っていくので風圧があり気分は良くない。

 和邇浜からは旧道に入る。和邇川を越えて小野に入ったので少し寄り道をする。山手に向かい、小野神社と小野道風神社に行った。小野神社から小野道風神社へ行く参道は竹薮の山道で、先週の山道を思い出して嫌な気分になったが、10分ほどで通りぬけられた。

 情緒はなくとも、車が通っても、アスファルト道路が安心して歩けるし、この辺りではラジオも入る。小野の町を通り、旧道から、国道に戻る。小野駅前をとおり、一本道の国道を歩き続けて、真野浜から琵琶湖大橋に向かう。大橋の下を通りぬけ、堅田の旧街道を歩く。浄土真宗、蓮如上人が一時逗留し、門徒衆が多い町らしくあちこちに蓮如上人旧跡と書かれた碑が沢山あった。  

 本堅田の町を通り、出島灯台、浮御堂に着く。ここから国道に戻り、ひたすら国道沿いを歩く。ホームセンターやディーラーが立ち並んでいるので単調ではないが、車が激し通る。ともかく歩くしかないのでひたすら歩くこと1時間。

 鐘淵化学工場から、旧道に入ると下坂本の町になった。神社やお寺が多い。お寺は浄土真宗大谷派が多い。途中に明智光秀が築城した坂本城跡の碑があった。なぜか碑の横に赤い大きな傘が立っていた。唐崎に入り国道に戻ったが、歩道がない。トラックが通る国道横を歩く。歩道ぐらい作っておけ、と言いたくなる。自衛隊駐屯地辺りで歩道があった。もう西大津である。高層マンションが立ち並ぶ都会の風景の中を歩く。2時20分にJR西大津駅に到着。

本日の歩行距離 26.5km

 コース JR蓬莱→小野→堅田→JR西大津 5時間45分

 費用 JR木幡〜蓬莱 740円  JR西大津〜木幡 400円

                           計 1140円

平成15年11月1日(土)

 
JR木幡駅を9時45分に出発、西大津駅に10時30分に着く。快晴である。最終日の今日は、写真班として中1の長男が同行してくれた。

 国道を浜大津に向かって歩く。途中で「びわこ競艇場」前を通る。浜大津で「なぎさ公園」の遊歩道を歩く。綺麗に整備されていて歩きやすい。バス釣りと鯉釣りの人で一杯である。ジョギングしている人あり、散歩の人あり、サイクリングの人ありと休日を楽しむ人が多くいた。そういえば、電車も満員であった。これまではたいてい学生はいたけどまばらな乗客だったが、さすが三連休初日だ。

 琵琶湖文化会館、びわ湖ホール、大津プリンスホテルと遊歩道を快適に歩いていくと、サンシャインビーチにでる。ここからは砂浜を歩ける。これまでの砂浜といえば、雨の中を歩いた思いでしかないが、さずが快晴の下の砂浜は気持ちいい。歩く速度は遅くなるがせっかくだから歩けるところまで砂浜を歩いた。

 近江大橋が見え出す。対岸の景色もよく見える。出発日に歩いた対岸の帰帆南橋や北橋がくっきりと見える。あそこを歩いて一周したんだ、と思いながら歩いていくと、近江大橋にたどり着いた。近江大橋の下をくぐり、膳所公園に入る。公園を通り抜け、一路瀬田唐橋へ。対岸の公園がよく見える。

 東海道線と国道1号線の下を通りぬけると目前に瀬田唐橋が見えた。12時30分に到着。実に気持ちの良いウォーキング日よりであった。

 写真班に記念写真を撮ってもらって、琵琶湖一周ウォーキングは終了。

本日の歩行距離 9.5km

 コース JR西大津→浜大津→膳所公園→瀬田唐橋 2時間

 費用 JR木幡〜西大津 400円  JR石山〜(京都)〜木幡 460円

                              計 860円

 後半戦 109km、 約16.6万歩

  総計 214km、 約32.6万歩  10日間。

追伸:京都駅で一旦下車し、昼食をとった(写真班への謝礼。これが目的に同行してくれた)。それから木幡駅に戻ったが、料金は460円。石山から木幡まで直通だと480円。不思議なことだ。帰宅してから、伏見竹田のスーパー銭湯「力の湯」で汗を流し、疲れをとりました。

                                    以上




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